IBM Cloud大阪リージョンは、東京リージョンと同等の規模で構成される予定で、3つのアベイラビリティー・ゾーンを使った冗長構成をとる。
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日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2020年8月27日、同社の2020年度第3四半期中(2020年9月30日まで)に「IBM Cloud大阪リージョン」(以下、大阪リージョン)を開設すると明らかにした。「IBM Cloud東京リージョン」(以下、東京リージョン)に続く2拠点目の国内メインリージョンとなる。
同日に開催された記者発表会で、同社の安田智有氏(IBM Cloudテクニカル・セールス部長 シニア・アーキテクト)は「大阪リージョンは、東京リージョンと同等の規模で用意する」と話した。
大阪リージョンは、東京リージョンと同じく、複数のデータセンターを使った「アベイラビリティー・ゾーン」(AZ)と呼ばれる冗長構成を採用する。東京リージョンをはじめ、IBM Cloudが持つ全世界のデータセンターとの通信は従来通り無料だ。米国のIBM本社は、大阪リージョン開設と同時期に、ブラジル、フランス、カナダにも新規リージョンの開設を予定している。全世界規模でIBM Cloud提供拠点の拡張を図る格好だ。
同社は既に、2019年6月に大阪にネットワーク接続拠点(PoP:Point of Presense)を開設済みだ。同PoPはエクイニクスのデータセンター「IBXデータセンターOS1」で稼働し、IBM Cloudのプライベートネットワークと顧客の社内ネットワークを閉域網接続する「IBM Cloud Direct Link」を提供している。
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