メガパブリッククラウドとして、AWSやMicrosoft Azureと競合する「Google Cloud」。競合サービスと異なる魅力は何なのか。同社日本法人パートナー事業トップの話から探ってみたい。
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「この会社に入社して2カ月余りだが、毎日が驚きの連続だ」――。こう語るのは、グーグル・クラウド・ジャパンの石積尚幸氏(上級執行役員パートナー事業担当)だ。同社が2020年11月25日にオンラインで開いたパートナー事業戦略に関する記者説明会の冒頭での発言である。
石積氏は2020年8月末まで日本オラクル副社長を務めた、エンタープライズビジネス分野におけるキーパーソンの1人だ。グーグル・クラウド・ジャパンにとってはパートナー事業が「Google Cloud」のビジネス拡大の要となるだけに、同氏の手腕に大きな期待をかけている。
そんな同氏が「毎日が驚きの連続」と話す理由は何か。その点も併せて、今回は同社の記者会見で初めて登場した同氏の話から、メガパブリッククラウドとして競合する「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」(以下、Azure)と異なる魅力を探ってみたい。
アフターコロナを見据えたGoogle Cloudのビジネス戦略について、石積氏は図1のように3つのポイントを挙げた。要点は図に示されているが、それぞれについて同氏が述べた見解を、以下に記しておこう。
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