クラウド導入動向の調査から見える、ハイブリッドクラウド投資拡大の理由

Nutanixは、企業のクラウド導入に関する調査「Nutanix Enterprise Cloud Index 2020」の結果を発表した。調査は、全世界のIT部門の意思決定者3400人を対象に実施した。

» 2020年11月20日 07時00分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 Nutanixは2020年11月18日、「Nutanix Enterprise Cloud Index 2020」調査結果を発表した。Nutanix Enterprise Cloud Index 2020は、企業によるプライベートクラウドやハイブリッドクラウド、パブリッククラウドの導入動向を調査したものだ。

 今回の調査は、全世界のIT部門の意思決定者3400人を対象に実施された。今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がIT部門の意思決定と戦略に及ぼす影響についても調査した。

COVID-19の影響を受け、ハイブリッドクラウドへの投資は活発化

 Nutanixによると、2020年はCOVID-19の拡大により企業の間でテレワーク環境が推進され、地理的に分散していても従業員が業務を遂行できるよう、クラウドの導入が拡大したという。「ハイブリッドクラウドへの投資が拡大している」と回答した割合は46%を占めた。

 COVID-19の影響により、柔軟な労働環境の確保や事業継続計画(BCP)の強化、オペレーションの簡素化、オンライン会議の利用拡大に取り組む企業が増加した。「より戦略的にITについて考えるようになった」と回答した割合は76%に上った。

 複数のパブリッククラウドを利用する企業も増加している。パブリッククラウドを利用する企業の63%が、2つ以上のパブリッククラウドを使用していると明らかになった。Nutanixは、1年後にはこの割合が71%に増加すると予測した。

調査から判明 テレワークに向けた今後の企業の優先事項とは

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ