耐量子暗号サービスで顧客支援 IBMが描く今後のセキュリティアプローチとは

IBMは、パブリッククラウド「IBM Cloud」で、耐量子暗号サービスと「Keep Your Own Key(KYOK)」を利用したアプリケーションレベルの暗号化機能を提供する。

» 2020年12月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 IBMは2020年11月30日(現地時間)「IBM Cloud」の新機能として、耐量子暗号サービスとクラウドアプリケーションのデータプライバシー向上支援機能を提供すると発表した。

 耐量子暗号サービスは、企業とクラウド間のデータ伝送の標準技術を強化し、耐量子アルゴリズムを使用してデータを保護するものだ。一方、クラウドアプリケーションのデータプライバシーを向上させる新機能は、鍵管理サービス「IBM Cloud Hyper Protect Crypto Services」において提供する。

 IBMは、IBM Cloudやサービスの長期的なセキュリティを保護するために戦略的分野を策定した。耐量子暗号アルゴリズムの研究や開発、標準化はその一環だ。同社は、戦略的分野策定の次のステップとして、耐量子暗号サービスの機能充実を掲げている。

耐量子暗号サービスからみる IBMの戦略に基づいたセキュリティアプローチとは

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