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» 2020年12月28日 07時00分 公開

横河レンタ・リースの「Win10運用マスターへの道」(23):テレワークのWin 10運用でますます重要に? Autopilotのツボを解説しよう【前編】

企業のPCが直接、従業員の自宅へ届き、セットアップもその場で実施する、というニーズは今後高まっていくでしょう。その鍵になるAutopilot機能、実は“ただの自動設定機能”ではありません。その仕組みと運用のツボを解説します。

[松尾太輔,ITmedia]

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 皆さんこんにちは。横河レンタ・リースで、ソフトウェアの製品開発を担当している松尾太輔です。「Windows 10」の運用にかかわるさまざまな課題を取り上げてきた本連載は、いよいよ終盤に近づいてきました。

 2020年1月から私たちの生活がコロナ禍に見舞われてから、あっという間にテレワーク中心の働き方が広がりはじめ、気付けばもう年の瀬です。2020年は、本当に激動の年だったと思います。最初の頃は「夏になれば落ち着くのかな」と思っていたのですが、第2波が結局来たのかどうかも分からないうちに、もう第3波だとか。まだまだコロナ禍は落ち着く気配を見せません。働く環境が大きく変わったという読者もいるのではないでしょうか。

 そんな中、当社へのリクエストの中で増えているのが「従業員の自宅へレンタルPCを直接配送したい」というものです。テレワークで多くの企業が利用するようになったWeb会議は、結構なPCの性能を必要とします。テレワーク中にPCが故障することもあります。「PCを交換したいが、従業員に通勤というリスクを冒させたくない」というところでしょう。

情シスがオフィスで大量のPCをキッティングする時代が終わったと思うと、感慨深いものがありますね……(写真はイメージです)

 もう一つ増えている問い合わせが「Windows Autopilot」(以下、Autopilot)を導入したいというものです。Autopilotは、従来はIT管理者が社内でやっていたPCの初期セットアップ作業を自動化し、ユーザーにセルフサービス方式で提供するというものです。しかし、Autopilot自体の活用実績はまだまだ少なく、出回っている情報も多いとはいえません。そこで今回は、Windows 10運用のベストプラクティスともいうべきAutopilotの基礎を解説します。

Autopilotを正しく理解するために

 肝心の運用の解説に入る前に、まずはAutopilotを正しく理解していただきたいと思います。

 先ほど筆者は「Autopilotは、従来はIT管理者が社内でやっていたPCの初期セットアップ作業を自動化する」と書きました。確かに「Autopilot=PCを自動でセットアップする機能」と捉える方は結構いらっしゃいます。もちろん、これはこれで間違いではないのですが、正しいとも言い難い面があります。

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