セキュリティ企業の調査によって、VPN利用者の増加が数字としても明らかになった。だが、同時に見えてきたのが「過半数が導入を見送る」とする意見だ。その背景には切実な理由があるようだ。
セキュリティソリューションベンダーであるMalwarebytesは2021年1月5日(現地時間)、同社独自の調査で、仮想プライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Network)の利用割合が増加したとの結果が出たことを発表した。同社が持つリサーチ部門「Malwarebytes Labs」の調査によれば、アンケートに答えた同社オウンドメディア読者2330人のうち、36%が「VPNを使っている」と回答した。同じ設問で10年前に調査した結果は1.5%だったとしており、10年間でVPNの使用が増加したことが数字としても明らかになった。
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