米国で5Gインフラの整備と併せてPrivate MEC(Multi-access Edge Computing)の取り組みが進む。エッジからクラウドへのデータスループット向上に注目が集まる中、米国ではAWSがVerisonとMECで協業し、Outpostsに5Gの高速無線ネットワークを統合して、プライベートMECを提供する。
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クラウドは便利なサービスだが、工場や大規模イベントなど、オンプレミスで大量のデータをリアルタイムに処理する必要がある用途では遅延やスループット性能を満せない場合がある。こういったケースでは「AWS Outposts」のようなエッジソリューションの活用が一つの候補となる。この際の課題となるのは運用をいかにシンプルにし、どうクラウドにつなぐかだ。
Amazon Web Services(AWS)は2021年4月5日(現地時間)、Verizonと協力して企業向けのPrivate MEC(プライベートMEC、Private Multi-access Edge Computing)の提供を開始すると伝えた。AWS Outpostsをクラウドにつなぐ方法として、Verizonが提供する高速5Gネットワークの機能を利用する。同日、Verizonも同様の情報を公開している。
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