明確に日本を標的にしたマルバタイジングキャンペーンが発見された。今回のキャンペーンを仕掛けた「Water Kappa」と呼ばれる脅威アクターは、正規のWebサイトをコピーした偽のWebサイトを利用しており、一見すると気が付かない可能性がある。
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Trend Microは2021年8月9日(現地時間)、同社のブログで、日本を標的としたマルバタイジング(悪質な広告を使った攻撃)キャンペーンを新たに発見したと伝えた。
Trend Microによれば、同キャンペーンの背後にいるのは「Water Kappa」と呼ばれる脅威アクターだという。Water Kappaは以前から活動が観測されており、今回のキャンペーンは同脅威アクターの最新の活動とみられる。
Water Kappaは以前、「Internet Explorer」の脆弱(ぜいじゃく)性を利用してマルウェア感染を狙っていた。今回は、無料の日本のアニメポルノゲームやリワードポイントアプリケーション、ビデオストリーミングアプリケーションを偽装してマルウェアへの感染を仕掛けている。現在は、Internet Explorer以外を使った手口試みているものとみられる。マルウェア感染には、正規のWebサイトをコピーした偽のWebサイトが使われており、一見すると気が付かない可能性があり注意が必要だ。
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