ドリーム・アーツの調査によると、大企業の6割が“ITベンダー頼り肯定派”であり、「ベンダーに任せられて仕事が楽」と回答した。ベンダー依存を抜け、DXを推進する方法とは。
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ドリーム・アーツは2021年11月25日、ユーザー企業の「ITベンダー依存」に関する調査結果を発表した。それによると、大企業の6割以上は“ベンダーへの丸投げ”傾向が高いことが分かった。
経済産業省が2021年8月に公表した「DXレポート2.1(DXレポート2追補版)」では、ユーザー企業とITベンダー企業は「相互依存関係」にあり、この関係こそがデジタル時代に必要な能力を獲得できず、デジタル競争を勝ち抜いていくことを困難にする「低位安定」の関係に固定されていると指摘。ベンダー依存がDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の足かせとなっていると警鐘を鳴らしている。
ドリーム・アーツは、企業のベンダー依存の程度や具体的な関係性を把握するため、従業員数1000人以上のユーザー企業に所属するIT関連の予算執行者、意思決定権者など、ITシステム決裁者を対象に2021年10月28〜29日にインターネットによるアンケート調査を実施。1000人から有効回答を得た。
自身が働く企業にとって「ベンダーに頼ることはプラスか」を尋ねた質問では、57%が「そう思う」または「どちらかというとそう思う」と回答し、“ベンダー頼り”を肯定的に捉えていることが分かった。
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