Mozillaが提供する暗号ライブラリ「NSS」にヒープオーバーフローの脆弱性が見つかった。悪用されるとクラッシュや任意のコードが実行される危険性がある。複数のアプリケーションが影響を受けるとされており注意が必要だ。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Mozilla Foundation(Mozilla)は2021年12月1日(現地時間)、暗号ライブラリ「NSS」(Network Security Services)にヒープオーバーフローの脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2021-43527)が存在すると伝えた。深刻度は「緊急」(Critical)と評価され、直ちに対処することが望まれる。同脆弱性はGoogleのセキュリティ専門家チーム「Google Project Zero」によって発見された。
CVE-2021-43527については以下のページで追跡されているが、詳細は明らかにされていない。問題が修正されたバージョンが広く普及するまでは詳細は伏せられるものとみられる。
脆弱性が存在するとされるバージョンは次の通りだ。
RTFドキュメントを悪用したフィッシング詐欺の手口が拡大中 Proofpointが注意喚起
バンキング型トロイの木馬が30万台以上のAndroidに感染か 国内金融機関も標的に
HPのプリンタ製品に「緊急」の脆弱性 細工されたPDF印刷で情報漏えい発生の危険あり
Zoomに深刻度「重要」の脆弱性 アプリケーションにクラッシュを引き起こす可能性Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.