アスクルと電通大などがAIで在庫配置最適化 最適化アルゴリズムで「個口割れ」防ぐ

アスクルが電通大などと共同で、AIによる物流センターの在庫配置最適化アルゴリズム開発に向けた実証実験を開始した。在庫配置を最適化するシステムの開発を目指す。

» 2021年12月13日 12時00分 公開
[田中広美ITmedia]

 事務用品などを扱う通信販売会社アスクルは2021年12月1日、電気通信大学、タイムインターメディアと共同で、AI(人工知能)による物流センターの在庫配置最適化アルゴリズム開発に向けた実証実験を開始した。 

 近年のEC(電子商取引)需要急拡大に伴う出荷量の増加から、アスクルは物流センターの高度自動化と生産性向上を図るため、物流現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めている。全国9カ所あるアスクルの物流センターでは、1件のオーダーに対して複数の物流センターから荷物が個別に配達される「個口割れ」が発生し、配送費用が増大する問題を抱えていた。

個口割れを防ぐために不可欠なものとは?

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