業務の自動化を目指す企業に向けてiPaaSの可能性を探ってきた本連載。最終回では具体的なユースケースを交えて、米国と比較した“日本型ハイパーオートメーション”実現のポイントを解説する。
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日本企業における業務の自動化の未来を探る全3回シリーズ。前回は日本のRPA市場の方向性やRPAの運用で日本組織が抱える問題点を明らかにした。
最後となる第3回は前回の課題を踏まえて、RPAとiPaaS(integration Platform as a Service)を組み合わせた日本企業なりの"ハイパーオートメーション"とは何かを、実現に向けたポイントを探る。
第1回でも紹介したが日本企業でのRPA導入率は年々上昇傾向にある。しかし、これらを運用する中で幾つかの課題も散見されるようになってきた。まずは代表的な課題から次の打開策を探っていこう。
上図はRPAの導入から運用までに発生する主な課題をまとめたものだ。日立ソリューションズの松本匡孝氏(営業統括本部 インサイドセールス第1部 部長代理/エバンジェリスト)によれば、これらの課題の中でもRPAユーザーの間では「ロボットの停止」を問題視する声が多く挙がるという。その原因を分析した結果が以下の図だ。
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