デジタルツインでリアルな水害を体験する市民参加型「デジタル防災訓練」 防災・減災を目指す――NTT Comら

NTT Comは東京理科大学水理研と共同で、デジタルツインで水害ハイリスク地域の発災を再現する市民参加型の「デジタル防災訓練」を開始する。複数回のデジタル防災訓練を経て、避難行動を可視化、分析し、高精度な防災・減災の実現を目指す。

» 2022年02月22日 11時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2022年2月21日、水害ハイリスク地域の防災・減災の実現に向け、東京理科大学理工学部土木工学科水理研究室(以下、東京理科大学水理研)と協力し、デジタルツインを活用した市民参加型の「デジタル防災訓練」を2022年4月から開始すると発表した。

発災前後のシチュエーションをデジタルツインで再現 その方法は

 実証実験では、国や自治体が指定する水害ハイリスク地域の街並みをデジタルツインで再現し、その街に市民にアバターとして参加してもらい、水害が起きる前後の行動をシミュレートしてもらう。

 これにより、市民の避難行動や発災時のリスク箇所を可視化する他、デジタル防災訓練への参加前後の防災意識や行動の変容に関する情報を収集し、安全な避難に向けた施策を検討する。

 加えて、デジタルツインの構築における技術課題も抽出する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ