使用量の最適化にはいくつかの方法がありますが、ここでは大きく「削除や停止」「サイズ調整」「設計の見直し」の3つを紹介します。
「削除や停止」は、不要になったサーバやストレージなどのITシステムリソース(以下ITリソース)を削除したり、使わない時に止めたりする方法です。
連載第1回で解説したように、オンプレミスの世界ではハードウェアを事前にまとめて調達するため、購入時にコストが決まります。またデータセンターの賃借費も電気代などを含む定額料金であることが一般的で、ITシステム担当者が削除や停止の努力をしてもハードウェアは残り続け、コスト削減の実現は困難でした。
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