なぜ「週休3日制」は不人気なのか――「柔軟な働き方」に関する調査

クアルトリクスの調査によると、最近話題に上る「週休3日制」よりも他の施策の方が勤労者の支持をより多く集めていることが分かった。企業は自社の働き方施策が従業員のニーズや期待に沿ったものかどうかを検討する必要がありそうだ。

» 2022年09月12日 07時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 クアルトリクスは2022年9月6日、「柔軟な働き方」に対する従業員のニーズや期待に関する調査結果を発表した。

 同調査は、「週休3日制」を含む柔軟な働き方についての勤労者の意識を探るため、日本を含むアジア太平洋地域の11カ国および地域の企業の就業者を対象に2022年5月に実施され、フルタイムまたはパートタイムで働く18歳以上の回答者9546人から有効回答を得た。日本では国内在住のフルタイムまたはパートタイムで働く18歳以上の回答者1201人が対象となり、週休3日制に関連する質問は正社員のみの合計1020人が回答した。

過半数の従業員が「週休3日制」に懸念 その内容は?

 多くの業界で人材不足が続く中、クアルトリクスは「柔軟な働き方の導入は従業員を引き付け、定着させるために大きな役割を果たす」と認識している。週休3日制はその施策の一つとして注目され、世界中で試験的に導入された。日本でも一部企業が試験的に導入するなど関心を集めている。

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