Googleはゼロデイ脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新版を配布した。Google Chromeを使っている場合は迅速にアップデートを適用してほしい。
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Googleは2022年12月2日(現地時間)、同社のブログで「Google Chrome」の最新バージョン「Google Chrome version 108.0.5359.94」の公開を伝えた。
同バージョンは、既に悪用が確認されているゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。アップデートを適用するには、メニューから「ヘルプ」―「Google Chromeについて」を選択する。選択するとアップデートが適用されるので、完了後は画面の指示に従いアプリケーションを再起動してほしい。
修正対象となったのは、JavaScript処理エンジンである「V8」における型混乱の脆弱性(CVE-2022-4262)で深刻度は「重要」(High)に分類される。同脆弱性はサイバー攻撃者によって既に悪用が確認されており、迅速に対処することが求められる。概要については以下のページで確認してほしい。
脆弱性が修正されたGoogle Chromeのバージョンは以下の通りだ。
Googleは2022年に入ってから8個のゼロデイ脆弱性を修正しており、今回の修正で9個目になる。同社はアップデートが十分に行き渡るまで、今回の脆弱性に関する詳細な情報を非公開としている。自社の状況を確認した上で、必要に応じて迅速にアップデートを適用してほしい。
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