Zscalerは2022年における暗号化されたサイバー攻撃の分析結果を伝えた。日本が標的となった件数は前年と比較して613%となり、対応が急務となっている。
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Zscalerは2021年10月から2022年9月までに発生した240億件を超えるサイバーセキュリティ脅威を分析した調査結果を公開した。
調査では、暗号化されたサイバー攻撃は全世界の国々において重要な問題であり、特に日本では過去12カ月間でサイバー攻撃が増加していることが指摘されている。
Zscalerが報告した主な分析結果は以下の通りだ。
Zscalerの報告で特に注目すべきは、サイバー攻撃の標的として日本が急増している点だ。今回の分析で標的となっている国の上位は米国、インド、南アフリカ、英国、オーストラリアと報告されており、日本はトップ5には入っていないが、2021年と比べて613%という急激な増加を見せている点に注意が必要だ。
Zscalerはこうしたサイバー攻撃のリスクを抑えるため、以下の戦略を推奨している。
サイバー攻撃者は暗号化されたトラフィックに攻撃を隠蔽(いんぺい)する手法を採用しており、SaaSの登場でその手法がより強力になっている。Zscalerはあらゆるトラフィックを検査して対応することが重要だと指摘している。
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