保守業者のミスにより、新潟県庁の公文書管理システムから10万3389個の文書ファイルが消失するインシデントが発生した。
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新潟県庁は2023年4月21日、同庁が使用している公文書管理システムから10万3389個の文書の添付ファイルが消失するインシデントが発生したと発表した。システム保守業者の人為的ミスとみられる。
新潟県庁はによれば、消失したファイルは漏えいしておらず、外部からサイバー攻撃を受けたものではない。消失したファイルについては、現在復旧作業に取り組んでおり、県民や事業者らへの影響についても調査中だ。
同インシデントの経緯が以下に通りだ。
今後の対応として以下の項目が挙げられている。
新潟県は業務において、文書の作成や決裁、保存などを電子的に行うために公文書管理システムを使用している。今回、このシステムに登録した文書の添付ファイルの一部が消失するインシデントが発生した。消去したファイルは手続きの際の添付ファイルであり、すぐに大きな影響があるものとは想定していないと説明が行われている。
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