F5ネットワークスジャパンは企業がクラウド、オンプレミス、エッジを組み合わせた環境で直面する管理の複雑さやセキュリティリスクに対応するために利用できる新しい「F5 Distributed Cloud Services」と「F5 AI Data Fabric」を発表した。
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F5ネットワークスジャパンは2024年2月28日、分散型クラウドプラットフォーム「F5 Distributed Cloud Services」とデータプラットフォーム「F5 AI Data Fabric」の最新版について発表した。
企業は複数のクラウドプラットフォーム、オンプレミス、エッジを組み合わせて業務を運用しており、管理の複雑さやサイバー脅威がもたらすリスクが日々大きな懸念になっている。最新版では企業が直面する課題を解決する機能が導入された。
F5 Distributed Cloud Servicesはセキュリティやネットワーキング、アプリケーション管理機能を提供するSaaSだ。データセンターやマルチクラウド、ネットワーク、エッジなど、必要な場所でのアプリケーションやセキュリティのデプロイ、セキュリティを確保および運用する機能を提供する。
ユーザーはF5 Distributed Cloud Servicesに導入された新機能によって、アプリケーション開発プロセスにおける脆弱(ぜいじゃく)性の検出と観測が可能になり、APIが本番稼働する前にリスクを特定できる。APIの検出やテスト、ポスチャー管理、実行時の保護が全て単一プラットフォームで提供されることで、APIセキュリティソリューションのコストを低減できるという。
F5 Distributed Cloud Servicesが提供するフルライフサイクルのAPIセキュリティソリューションのメリットは以下の通りだ。
F5 AI Data Fabricは顧客が情報に基づいた意思決定を実施し、迅速に行動を起こすためのソリューションを構築するためのデータプラットフォームだ。F5 Distributed Cloud Services、「BIG-IP」「NGINX」からのテレメトリーを活用して洞察の提供やリアルタイムレポートの生成、アクションの自動化、AIエージェントの駆動などを実行する。
F5ネットワークスジャパンは2024年後半、F5 AI Data Fabricを搭載した自然言語インタフェースAIアシスタントをリリースする予定だ。データの可視化や異常の特定、ポリシー設定の照会と生成、修復手順の適用簡素化、組み込みのカスタマーサポートマネジャーなどさまざまな機能を提供する。
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