AWSは現在提供中のAIトレーニングについて、無料の範囲を拡大すると発表した。生成AIに関連した5つのコースを新設する。
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Amazon Web Services(AWS)は2024年2月14日(現地時間)、無料のAIトレーニングコースを拡充し、生成AIに関連した新たに5つのコースを新設した。
今回のトレーニングコース拡充は、2025年までに200万人のAIスキルを向上させるという同社の取り組みの一環だ。具体的にはどのようなコースが追加されたのか。
追加されたのは「Serverless LLM apps with Amazon Bedrock」(注1)、「Generative AI Learning Plan for Developers」「AI Language Service Learning Plan」「ML Learning Plan for Intelligent Document Processing」「AWS Cloud Quest」などのプログラムだ(注2)。
これらのコースは大規模言語モデル(LLM)のデプロイメントやフルマネージド型の生成AIサービス「Amazon Bedrock」のファインチューニング、チャットbot開発といった領域をカバーしている(注3)。
テックベンダー各社は製品ロードマップ全体でAIを優先し、この技術に関連した施策に数十億ドルを注ぎ込んでいる。しかし、企業がAIに乗り気でなければこの取り組みは実を結ばない。
そのため各社は2023年、AIを活用した新サービスを展開しつつ、その使い方を企業に教える取り組みも実施している。Googleは2023年5月にAI関連の解説動画を複数公開し(注4)、Microsoftは同年6月にAIトレーニングコースを(注5)、AWSは同年7月に経営層を対象にした生成AI入門コースを開始した(注6)。
AIへの取り組みが停滞している最大の要因は熟練した人材の不足だ(注7)。IT関連の教育プログラムを提供するPluralsightの報告によると、ITプロフェッショナルと経営層の大半は、これらのツールを効果的に使用できるAIに精通したチームがなければAIプロジェクトは失敗すると考えている(注8)。
早期にAIを導入した企業は、スキルアップやトレーニングの計画を幅広くAIを導入するための戦略と組み合わせることで、将来的な人材不足の問題を回避しようとしている。求職者もまた、より安定した仕事とさらなる機会を得るためにスキルを高めようとしている。
IT業界団体CompTIAの報告によると、労働者は今日の求人市場で成功するために必要なスキルのトップ3のうち1つにAIの基本的な理解を挙げている(注9)。
(注1)Serverless LLM apps with Amazon Bedrock(DeepLearning.AI)
(注2)AWS Cloud Quest: Generative AI(AWS)
(注3)AWS expands AI training portfolio(CIO Dive)
(注4)Seven new no-cost generative AI training courses to advance your cloud career(Google Cloud)
(注5)Microsoft launches free AI training as enterprises grapple with skills shortage(CIO Dive)
(注6)AWS launches generative AI primer course aimed at executives(CIO Dive)
(注7)Talent woes among top barriers to generative AI ambitions(CIO Dive)
(注8)AI initiatives fall flat without training, tech pros say(CIO Dive)
(注9)AI fundamentals among most-needed digital skills, job seekers say(CIO Dive)
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