ベネッセ、広告制作をAIで効率化へ サイバーエージェントの力を借りる

ベネッセホールディングスとサイバーエージェントが「AIクリエイティブセンター」を設立する。生成AIを活用して広告制作の業務を効率化するのが目的だ。

» 2024年12月18日 10時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 ベネッセホールディングスとサイバーエージェントは2024年12月11日、生成AIを活用した全社業務改革のための拠点「AIクリエイティブセンター」を設立すると発表した。ベネッセの69年間にわたる制作知見とサイバーエージェントのAI技術を融合し、制作やマーケティング領域の業務改革を目指す。

ベネッセの広告制作にAIを本格導入

 ベネッセグループはこれまで、技術や社会の変化に合わせてテキストの電子化やAIの活用など教材を進化させてきた。今回の協業ではサイバーエージェントのAI技術を活用してベネッセグループの業務効率化を図ることで、顧客ニーズに応じてパーソナライズ化された教材の制作を目指す。

 沖縄県に「AIクリエイティブセンター」を設置することで拠点を一元化する。ベネッセはサイバーエージェントから提供される「極予測AI」や広告制作用のAIツールに制作ノウハウをデータベースとして蓄積することで、クリエイティブの品質向上と制作期間の短縮、コスト削減を目指す。

 極予測AIはサイバーエージェントが2020年に公開したツール。配信中の広告クリエイティブと未公開のクリエイティブの広告効果を予測して比較し、現状より効果的な広告を制作できるとしている。商品画像を生成するAIも搭載している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

注目のテーマ

あなたにおすすめの記事PR