米国時間の6月28日、JavaOne 2004 San Franciscoが開幕した。すがすがしい朝を迎える中、ダウンタウンをモスコーニコンベンションセンターへと足早に向かうデベロッパーらが列をつくる。Sunのシュワルツ社長兼COOは、オープニングキーノートでJavaエコノミーの繁栄をうたい、JavaやSunへの支持をデベロッパーらに求めた。
新着記事
「Tiger」ことJ2SE 5.0が互換性を分断する?

Sunが「最初の版のリリース以来、最も重要なアップグレード」と謳う「J2SE 5.0」。いくつかの新機能が加わる一方で、既存のコードとの互換性を懸念する声が上がっている。[7/26]
GUI開発ツール登場、プログラミング経験は不要に?
MicrosoftやSun Microsystemsが相次いで、GUI開発ツールの最新版を市場に投入している。シンプルなアプリならば、アイコンをドラッグ&ドロップしていくだけで迅速に開発できる。こうなると、「だれがプログラマーを必要とするのだろうか」という疑問すらわいてくる。[7/8]
Sunの宣伝に踊らないJava開発者
Javaの創始者という立場にもかかわらず、Sunは相変わらず商用の開発ツール市場で苦労している。Java Studio Creatorには大きな期待がかかるが、これまでSunのツールにほとんど関心を示さなかった開発者コミュニティーに認識を改めさせるのは容易ではなさそうだ。(IDG)[7/6]
Javaの父が語る、Java開発ツールの課題とこれから

Sunの推進するJava開発ツールはこれまで振るわなかったが、CreatorとNetBeans 3.6でその状況は変わるとSunのジェームズ・ゴスリング氏は主張する。ただ、その前に立ちはだかるのは「認識」の問題だ。(IDG)[7/6]
リアルタイムJava仕様、9年の時を経てβ版提供へ
9年前に計画が始まったリアルタイムJava仕様が、年内にβプログラムに入る。製品レベルの品質テストは、2005年上半期になる見通し。[7/5]
Javaをオープンソース化すべきか? 賛成派と反対派が激論
JavaOne最終日に行われたJavaオープン化をめぐるパネルディスカッションでは、「オープンソース化による可能性」を唱える賛成派と、UNIXやLinuxのような「非互換の問題」を懸念する反対派がぶつかり合った。(IDG)[7/2]
Sunの新しい成功の方程式──“NPV”
苦境に陥ったと信じているSunの幹部らは、その活路を購読モデルに見出そうとしている。オープンな標準とJavaを用いているからこそ、ベンダーによるロックインを回避でき、企業は必要に応じてSunの購読モデルへ段階的に移行できると売り込む。[7/2]
Java開発者のすそ野拡大に期待がかかるJava Studio Creator
Java Studio CreatorがJavaOne 2004で正式発表された。コンポーネントをドラッグ&ドロップでページ上に配置、そこに必要なロジックをJavaで記述していく、いわゆるビジュアル開発環境。Javaデベロッパーのすそ野拡大という期待もかかる。[7/2]
「JSFツール? Borlandの顧客はALMを求めている」とパオリーニ副社長
JavaOne 2004 San Franciscoで「Java Studio Creator」がデビューする中、Borlandの周囲は最適化ツールのバージョンアップのみで派手さはない。しかし、開発ツールの老舗は「顧客は包括的なソリューションや開発プラットフォームを求めている」と話す。[7/1]
「Project Looking Glass」が目指すものとは?

サンフランシスコのJavaOneで新しい3Dデスクトップ環境、「Project Looking Glass」がオープンソースとして公開された。ハードウェアの進化に合わせ、ユーザーインタフェースも進化すべきだと始まった同プロジェクトが目指すものは何だろうか?[7/1]
Sun、Javaコミュニティーの逆風に反論
Javaへの姿勢をめぐり、批判を受けているSunだが、マクニーリーCEOは同社がJavaコミュニティーの発展に大いに貢献してきたことをアピールした。[6/30]
今年のJavaOne、Sunのテーマは“モメンタム”
Sunが「道」を示すことができれば、Javaだけでなく同社自身にも明るい展望が開けるはずだが……[6/30]
反撃に出たサンCEO、ライバル各社をこきおろす
Sun MicrosystemsのMcNealy CEOは、JavaOneカンファレンスの基調講演で、連邦議会、IBM、Red Hat、Microsoftなどに激しい攻撃を加えた。[6/30]
「オープンコミュニティーの確固たる盟主」をアピールするSunのマクニーリーCEO
JavaOne 2004 San Franciscoは2日目を迎え、Sunのスコット・マクニーリー会長兼CEOが登場した。約20年前にUNIX界のカリスマ、ビル・ジョイ氏らと共同で設立した同社(や彼自身)が、常にオープンコミュニティー最大の確固たる盟主であり続けたことをJavaの祭典に集まったデベロッパーらに訴えた。[6/30]
Sun、MSとRed HatにJavaコミュニティー参加を呼びかけ
Sunのマクニーリー会長は、MicrosoftとRed HatにJCPへの参加を促し、またJavaオープンソース化を求めるIBMを批判、「Solarisのオープン化はコップの中の嵐」とも語った。(IDG)[6/30]
Sunが過去最大と喧伝する「J2SE 5.0」の主な強化ポイントは?

Sunが「過去最大の機能強化」と喧伝する「J2SE 5.0」のベータ2がJavaOne 2004 San Franciscoで発表された。バージョンアップの主なポイントは、Java言語仕様、コンポーネント追加、JVM強化などだ。順に見ていこう。[6/30]
Project Looking Glassがjava.netで公開、ライセンスは「GPL」

Java 3DがJRLで公開された翌日、早くもProject Looking Glassがオープンソース化された。XサーバにSunが独自に手を入れたことからも分かるとおり、「GPL」(General Public License)が適用されるという。マクニーリーCEOは、同社こそ「オープンコミュニティー最大の支援者」だと強調する。[6/30]
JavaOne:BorlandもJavaツールグループに参加へ

サンフランシスコで開催中のJavaOneでは、Sun以外にもBorland、Compuware、BEA、IBM、Nokiaといった主要なプレイヤーが新たな発表を行う。[6/29]
BEA、Javaオープンソース化への姿勢表明へ
Javaをオープンソースにすべきかどうか、サンフランシスコで開催中のJavaOneカンファレンスで討論会が行われる予定だが、その議論にBEA Systemsが参戦し、オープンソースへの移行に賛同を表明する。[6/29]
SunのシュワルツCOO、「Javaはさらに高速化し、モバイル分野で大きな成長を遂げる」
ビジュアル開発ツール「Java Studio Creator」をリリースしたSunは、より多くの開発者を囲ってJavaの高速化、モバイル化を推し進めていくようだ。シュワルツ氏は、Javaアプリケーション/インフラの市場規模を年間1000億ドルと見積もる。[6/29]
JavaOne 2004開幕、「Javaの繁栄」をうたうSunのシュワルツCOO
米国時間の6月28日、JavaOne 2004 San Franciscoが開幕した。すがすがしい朝を迎える中、ダウンタウンをモスコーニコンベンションセンターへと足早に向かうデベロッパーらが列をつくる。Sunのシュワルツ社長兼COOは、オープニングキーノートでJavaエコノミーの繁栄をうたい、JavaやSunへの支持をデベロッパーらに求めた。[6/29]
Sun、高機能携帯アプリ開発でNokia、Vodafoneと提携
[6/29]
Java 3Dは「JRL」でオープンソース化、「互換性が重要」とSunのシュワルツCOO
JavaOneでSunは「Java Studio Creator」によって新しい企業市場の掘り起こしを狙うとともに、Project Looking GlassやJava 3Dをオープンソース化することを明らかにした。しかし、ライセンスプログラムは「互換性」を最優先してJRLが適用され、依然として商用化はJCPを経なければならない。[6/29]
Sun、J2SE 5.0ソフト開発キットのβ2リリース

[6/29]
Sun、SOA技術「Project Kitty Hawk」を披露
[6/29]
関連記事
VBユーザー獲得を狙う新たなIDE「Sun Java Studio Creator」
サンから新たなJava開発ツールの早期アクセス版リリースが行われている。コードネーム「Project Rave」と名づけられていたこの製品は、サンの思惑通りVisual Basicユーザー獲得へと結びつくだろうか? 検証してみよう。
関連リンク
2003 JavaOne Conference in San Franciscoレポート
米国時間6月10日、カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターでJavaOneカンファレンスが開幕する。1990年代半ば、ダイナミックなWebページを制作する言語として一躍脚光を浴びたJavaは、その後、エンタープライズや携帯端末へと多様化が進んだ。しかし、快進撃のJavaにとっても、未開の地はまだまだある。オンラインゲームや開発ツールもそうした分野の一つだ。8回目を数える今年のJavaOneでは、デベロッパーのすそ野をさらに拡大すべく、さまざまなツールが発表される。