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» 2006年09月14日 12時00分 公開

5分で絶対に分かるオフショア開発5分で絶対に分かる (4/6 ページ)

[大津心,@IT]

3分 − 魅力はやっぱりコスト削減

 オフショア開発の最大の魅力はコスト削減でしょう。では、一体オフショア開発ではどの程度のコスト削減が見込めるのでしょうか。日本のオフショア開発委託先として最も多い中国を例に考えます。

 中国オフショア開発に参入した多くの企業は、参入初年度から数年間は言葉や習慣の違いなどのさまざまな障害にぶち当たり、ほとんどコスト削減できていないか、下手をするとコスト高になるケースもあるようです。

 最近は中国の好景気の影響で、上海や北京の人件費の高騰が顕著になっており、オフショア開発ベンダの頭を悩ませています。高騰しているといっても、まだまだ日本と比較すると数分の一程度ですが、このまま上昇し続けると中国オフショア開発のメリットが少なくなります。そこで、北京を基準として生活費が60%程度の大連や、40%程度の成都に開発拠点を移すケースも多いようです。

 コスト削減に成功したケースを紹介しましょう。すでに10年以上前から大連を中心にオフショア開発を続けているのがカーオーディオメーカー「アルパイン」です。同社の大連開発センターで社長を務める猪狩健次氏によると、同社製品の設計コストは日本を100とした場合、中国は30〜40程度に抑えられているとのことです。ハードウェア原価も40%程度で済んでいるといいます。同社では、今後数年間で設計から製造までのすべてを中国で行いたいとしています。

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