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アイワHDDプレーヤー、容量が1.5Gバイトにダウンして発売延期

» 2004年04月08日 16時26分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月8日、4月に発売を予定していたアイワブランドのHDD内蔵音楽プレーヤー「Giga pavit HZ-WS2000」と「同HZ-DS2000」(関連記事を参照)の内蔵HDD容量を当初予定の2Gバイトから1.5Gバイトに下げ、発売を5月21日延期すると発表した。

 FMチューナー内蔵USBプレーヤー2機種の発売も延期を決定した。2月にはFMチューナー内蔵ヘッドフォン型プレーヤーの発売中止を発表しており、“オーディオのアイワ”復活を掲げて登場した戦略商品が相次いでつまずいている。

photo 名刺サイズとコンパクトなWS2000(左)と、水や振動に強いDS2000

 ソニーによると、HDDプレーヤーの発売延期は「搭載を予定していた新開発の1インチ2GバイトHDDが、ソニーの信頼性基準を満たさないことが判明したため」。信頼性が確認できた1.5GバイトHDDを採用し、発売日は延期する。「HDD調達コストは2Gバイトの場合と変わらない」(同社)ため、実売予想価格はそれぞれ3万5000円前後(税抜き)と据え置かれる。

photo AZ-RS256(左)とAZ-BS32

 発売延期となるFMチューナー内蔵USB音楽プレーヤー2機種は、4月発売予定だった防水仕様の「AZ-BS32」と、3月発売予定だった液晶ディスプレイ付きの「AZ-RS256」(関連記事を参照)。発売は6月1日になる。

 延期の理由は「一部システムの信頼性がソニーの基準を満たしていないことが判明し、設計の見直しが必要になったため」(同社)。

 同社は、4月発売予定だったアイワブランドのヘッドホン一体型MP3プレーヤーの発売中止も2月20日に発表。理由は「小型で高感度なFMチューナーの開発に予想以上に時間がかかり、商品化が大幅に遅れることが判明したため」(関連記事を参照)としていた。

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