iTunes 4.5が米国のAppleサイトで公開された。
そこで、早速インストールして試してみることにした。
なお、試した範囲では日本語OS環境下でも問題なく動作するようだが、これは自己責任だ。近日中に日本のサイトでも公開されるだろうから、不安な人はそれを待ってほしい。
今回は、バージョンナンバーが、4.2から4.5へアップした。1の位をあげるほどではないが、順送りに4.3にするよりは大きなバージョンアップということなのだろう。
インストール時には、あわせてQuickTime 6.5.1もインストールされる。これで何が変わったかについては、またあとで(*1)。
これがiTunes 4.5の画面だ。
“見た目”で目立つのは、曲名やアーティスト名などの後についている「丸矢印」アイコンだ。これは「iTunes ミュージックストア」(ITMS)へのリンクだ。これをクリックすると、すぐにITMSに接続しその曲やアーティストを検索する。そのアーティストの別の曲の購入なんてのが簡単な訳だ。
とはいうものの、まだアメリカ以外ではITMSから曲を購入することはできない。クリックしてもフラストレーションがたまるだけだ。そう思う場合には、「iTunes」→「環境設定」→「一般」(「File」→「Preferences」→「General」)の「ミュージックストアへのリンクを表示」(「Show links to Music Store」)のチェックを外せばいい。
また、プレイリストのを選択すると、そこにも「丸矢印」アイコンがつく。これは、ITMSの新しいサービス「iMix」へのリンクだ。これをクリックすると自分のプレイリストをITMSに公開することができるようになる。公開されるのはあくまで「リスト」であって曲データではない。つまり、「あの人のリストにある曲をわたしも買いたいな」なんてふうに使うためのものなのだ。
とはいうものの、これも日本からは使えない。クリックすると、自分のApple IDを入力するダイアログが出るのだけど、ここでIDを入れても(.MacのアドレスでOK)、このようにエラーになってしまう。残念。
ソースには「パーティーシャッフル」(「Party Shuffle」)という新しいものも見える。これは、見えるようになっているシャッフルリストだ。これからどの曲がかかるか、さっきかかった曲は何だったのかがリスト表示されているのだ。また、シャッフルのときに、曲につけた「マイレート」(おきにいり度みたいなもの)で、再生頻度を変えることができる(*2)。
さっきの環境設定の画面で気がついたかもしれないけど、「ブラウズ時にコンピレーションをまとめる」(「Group compilations when browse」)という機能がついた。これにチェックをつけると、ブラウズの「アーティスト」のリストの最初に「コンピレーション」が追加される。
*1 うちのMac OS X環境では、iTunes 4.5の最初の起動時に「最新バージョンのQuickTimeが必要」の旨のアラートが表示される。でも気にしないで「終了」(このボタンの名称は変だ)を押せば先に進んで、特に問題は出ない。
*2 実は、わたしはiTunesで曲をかけるときに、あんまり画面を見ていない人なのだ。だから、従来のシャッフルであんまり困っていない。だから、「パーティーシャッフル」の本当のすごさがわかっていない可能性がある。すごさに気がついた人がいたら教えてください。
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