リビングキットで利用可能な機能は、「ドライブプランナー」「地図閲覧」「ミュージックサーバー再生」「ミニコンからの録音(アナログ)」「ブロードバンド接続」「ライブマガジン(有料)」「インターネット閲覧」など。将来的には、地図データやファームウェアのバージョンアップなどにも対応する予定。
そのほか、街並みだけでなく建物の外観・形状や“地面の起伏”までもリアルに再現する3次元立体地図「ソリッドシティマップ」や、自動タイムアライメント/イコライザーを使って数分で336ステップのチューニングを行い最適な音響空間を割り出す「オート・インテグラルサウンドシステム」、ミュージックサーバーへの4倍速録音と録音作業中の楽曲再生、5.1ch対応DSPユニット(「DEQ-P9」)のダイレクトコントロール機能など多彩な機能を備えた。
カーナビ本体はフル電動でタッチパネル採用のインダッシュ型7インチワイド液晶(AVIC-XH900はオンダッシュ)モニターを搭載。フル電動スライドトップの操作パネル部はヘアラインが刻まれたアルミ素材を採用し、有機ELディスプレイを装備。モニター利用時はエンタテイメント性を感じさせるアクティブなデザイン、モニター収納時はオーディオライクなデザインに仕上げている。
また、白いリングを軽く触るだけで方向入力が行える新型リモコンを装備。入力デバイス部(リングの下)には、16個のタクトスイッチが埋め込まれており、指の軽い押下で16方向キーが押される。
「ノートPCなどでよく使われている静電容量式パッドは、設置スペース/コスト/耐久性などからカーナビのリモコンには不向き。内蔵したタクトスイッチは軽荷重型なので軽く触れる程度で方向入力が行える」(同社)
「カーエレクトロニクス市場は、カーオーディオが伸び悩む一方でカーナビは順調に推移。今後もこの傾向は続くと見られる。当社は世界初を掲げて、DVDナビ/HDDナビ/通信ナビと新市場開拓に務めてきた。市場でのナンバー1はわれわれの使命。今回の新製品はその使命を具現化する戦略商品。数々の業界初新機能で新市場を開拓・けん引するものと信じている」(同社常務でモーバイルエンタテインメントカンパニープレジデントの須藤民彦氏)
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