Microsoftを除くブラウザ開発企業が結集して6月30日、Webブラウザ用の新しいプラグイン技術開発に共同で取り組むと発表した。
参加しているのはOpera Software、Mozilla Foundation、Adobe、Apple、Macromedia、Sun Microsystemsの各社。Netscape Plugin Application Program Interface (NPAPI)を拡張して、Flash、Shockwave、QuickTime、Javaといったプラグインの双方向機能を強化、もっとリッチなWebブラウザ体験の提供を目指すとしている。
新しいプラグインとこれをサポートしたブラウザはこの秋に出荷の見通し。Mozillaの次世代ブラウザFirefoxの次期バージョンや、Opera、Safariなど参加各社のブラウザに実装される。
このプラグインを活用すれば、例えばWebサイトで洋服のショッピングをする場合、双方向のFlashムービーを使って違う色やスタイルのシャツとパンツを組み合わせ、関連サイトから価格などのアップデート情報を表示することが可能になるという。
新しいプラグインAPI開発の取り組みは、自社のプラグインをWindows、Linux、Mac OS Xなどあらゆるプラットフォームに対応したもっとシームレスなものにしたいという各ベンダーの願望が原動力になっていると説明。幅広いブラウザとプラグインベンダーに採用を働きかけ、オープンソースライセンスの下で提供する予定だとしている。
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