カセットテープを使ったウォークマン第1号が発売されたのがちょうど四半世紀前の1979年7月1日。25歳の誕生日を迎えた今日、新世代WALKMANが“歩き”始めた。
ソニーは7月1日、HDDを内蔵した携帯音楽プレーヤー“ネットワークウォークマン”「NW-HD1」を7月10日から発売すると発表した。価格はオープンで、実売は5万円前後になる見込み。
「小型/軽量/高音質/スタミナ/堅牢性/簡単操作」といったWALKMANの“DNA”を受け継いだNW-HD1は、20Gバイトの1.8インチHDDを本体内に内蔵。最大でCD約900枚分・約13000曲をHDDに収録できる(ATRAC3plus/48Kbps、CD1枚60分で換算)。
本体素材にマグネシウム合金を使用し、1.8インチHDDを採用しながらも小型軽量に設計。サイズは89(幅)×62.1(高さ)×13.8(奥行き)ミリで重さは110グラムと「1.8インチHDD搭載モデルで世界最小/最軽量」(同社)を実現した。落下を自動検知して記録ヘッドを瞬時に退避させ、HDDを衝撃から守る「Gセンサー(重加速度センサー)」を搭載。また、HDDは衝撃テストで最適な形状を選択した耐衝撃ダンパーで保護するなど、堅牢性を追求するWALKMANブランドならではのHDDプレーヤーに仕上がっている。
バッテリーは専用のリチウムイオン充電池を内蔵。新開発の低消費電力回路によって、最長で約30時間の連続再生が行える(ATRAC3plus/48Kbps再生時)。MDウォークマン時代から培われた独自の音楽圧縮規格「ATRAC3/ATRAC3plus」を採用。また、25分間の音声データを先読みしてバッファにため込むため、音切れの心配もないという。
6月に発売した「VAIO Pocket」は簡単タッチパッド操作の「G-sense」やカラーディスプレイ搭載が話題を集めたが、NW-HD1はモノクロ液晶ディスプレイを採用。選曲・再生はモードボタンの検索モードを選択後、十字キーでスクロールしてアルバムやアーチストを選択・決定するというシンプルなもの。基本動作はモードボタンと十字キーだけの片手操作で行えるようになっている。
CDDBに対応した音楽転送ソフト「SonicStage Ver.2.1」を同梱。大量の音楽データも簡単に転送でき、転送していない楽曲を検知して自動転送する機能をHDDプレーヤー専用機能として搭載した。PCとの接続はUSB(USB2.0対応)を使用。充電機能を搭載したUSBクレードルが標準で付属する。マスストレージクラス対応で、内蔵HDDをPCの外部ストレージ機器としても使用可能。
同社ECサイト「ソニースタイル」でも販売。ソニースタイル購入特典として、吉田カバン製オリジナルケース(4800円)/車載キット(6800円)/QUALIAヘッドホン(QUALIA017付属品)購入権(2万2000円前後)とのセット販売が選べるほか、液晶保護クリアシート/3年保証/Moraダウンロード権(10曲分、期間限定)がプレゼントされる。
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