ゲームオンは7月10日、MMORPG「ミュー〜奇蹟の大地〜」パッケージ版を15日に発売することを記念し、ミューのユーザーカンファレンス「MU SUMMER FESTIVAL'04」を六本木ヴェルファーレで開催した。今後のアップデート予定を明らかにしたほか、「破壊王」ことプロレスラーの橋本真也さんをゲストに招き、“100人切り”と称したユーザーとの対戦イベントを実施した。
ミューは、日本以外に中国、韓国、台湾、タイで運営中。各国で会員登録したユーザーの総数は、4000万人に上る。日本では2003年6月からβテストを始め、2月27日に有料サービスへ移行した。現在の国内登録会員は37万人以上。課金ユーザーは3万人弱で、国内のPC専用MMORPGとしては「トップ3くらいに入る」。さらにパッケージ版の予約も順調で、1万件を超える申し込みが入っているという。
会場ではまず、韓国の開発元Webzenから参加したキム・ヨンジュ氏が、今年の秋から冬にかけて日本で実装される新機能を説明した。操作するキャラクターがすべて同じ近衛兵の姿になり、モンスターや別のユーザーと戦い合う新クエスト「カオスキャッスル」が秋に、半身まで水に浸かる水辺の新マップ「カルリマ」が秋から冬にかけて登場する。
また、ユーザーの参加するギルド間で城を奪い合う「攻城戦」の機能が冬以降に加わり、その前後に攻城戦用のスキルを備える上級職「ダークロード」を新設する。
ミューでは、ギルド同士が相手ユーザーを攻撃しながらサッカーで対決する「バトルサッカー」、城の奥にある目標を2つのパーティーのどちらが先に破壊できるか競う「ブラッドキャッスル」など、ユーザー同士がスポーツ感覚で“戦う”クエストが好評だ。橋本さんを招いた理由も、破壊王という戦うイメージを持つためだという。
橋本さんは会場でゲームにログインし、何も装備しない鍛え上げた身体だけのキャラクターで、全国各地から接続する高レベルユーザーの“100人切り”に挑戦。しかし、橋本さんと戦うために集まった人数が予想以上に多く、自分のキャラクターの場所が分からないという事態に。「マウスが小さすぎて使いづらい」(橋本さん)といった悪環境(?)もあり、結局は100人どころか5−6人を倒すだけという結果に終わってしまった。
ミューの“戦う”姿勢は今後も続く。8月からフィリピンでサービス開始するのに合わせ、バトルサッカーによる6カ国対抗ワールドバトルを開く計画だ。各国代表を決める予選は8月から始まり、本選は12月にタイで開かれる。予選通過者はタイへの旅行費が免除され、優勝すれば「高額な賞金」(ゲームオン)も授与されるという。
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