ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が業界関係者とマスコミ向けに開催したイベント「PlayStation Meeting 2004」では、次世代携帯型ゲーム機「PSP」が国内で初披露された。
PSPの本体サイズは170(幅)×74(奥行き)×23(高さ)ミリで重さは約260グラム(バッテリー含む)。会場ではプレイアブルな実機が10数台用意され、各ソフトメーカーが発売予定のPSPタイトルが試遊できるようになっていたが、PSP本体は台に固定されて手にとってみることはできなかった。
ディスプレイは4.3インチワイド(16:9)TFT液晶を搭載。解像度は480×272ピクセルと、任天堂のゲームボーイアドバンス(240×160ピクセル)や次世代機「ニンテンドー・ディーエス」(256×192×2画面)と比べて高解像度になっている。
右の側面にはメモリースティック PRO Duoのスロットが用意されている。また、IEEE802.11bの無線LAN機能を搭載しており、アドホック機能で最大16台までのPSP同士とワイヤレス通信が可能となる。
PSPではUMDと呼ばれる新ディスクシステムをゲームソフトのメディアとして使用する。製造コストが安価な点もUMDの特徴で、これまでの携帯ゲーム機で使われていたROMカセットよりもはるかに安く、DVD-ROM(製造コスト1層200円、2層300円)とほぼ同等の価格で提供できるメリットがあるという。また、小ロット(初回1000枚〜、リピート100枚〜)で生産可能な点も魅力だ。
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