日立製作所は8月5日、「Woooシリーズ」新製品としてプラズマTVモニター「P7000シリーズ」3モデル(42V/37V/32V型)と液晶TVモニター「L7000シリーズ」2モデル(32V/27V型)、TVと組み合わせて使うチューナーユニット「AVステーション」4モデルを9月1日から順次発売すると発表した。今年3月に発売済みの55V型プラズマTVモニター2機種と合わせて、TVモニター7モデル×AVステーション4モデルで計28機種のWoooシリーズラインアップとなる。
TVモニターには全モデルに新デジタル画像処理技術「Picture Master(ピクチャーマスター)」を搭載したほか、プラズマTVには高輝度化を図った新開発「アドバンスドALIS」パネルを採用。AVCステーションには400Gバイトの大容量HDDを搭載したHDD+DVDハイブリッドレコーダータイプを新たにラインアップした。
TVモニター
方式 | 画面サイズ | 型番 | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|---|
プラズマ | 55V型 | W55-P5500S | 既発売 | 112万3500円 |
プラズマ | 55V型 | W55-P5500U | 既発売 | 112万3500円 |
プラズマ | 42V型 | W42-P7000 | 9月1日 | 67万2000円 |
プラズマ | 37V型 | W37-P7000 | 9月15日 | 54万6000円 |
プラズマ | 32V型 | W32-P7000 | 9月7日 | 42万円 |
液晶 | 32V型 | W32-L7000 | 10月1日 | 44万1000円 |
液晶 | 27V型 | W27-L7000 | 9月21日 | 31万5000円 |
AVCステーション
タイプ | 型番 | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|
400GB HDD+DVDレコーダー搭載、U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 | AVC-HRD7000 | 10月1日 | 31万5000円 |
160GB HDD+DVDレコーダー搭載、U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 | AVC-HR7000 | 9月1日 | 23万1000円 |
U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 | AVC-H7000 | 9月7日 | 14万7000円 |
U/Vチューナー内蔵 | AVC-7000 | 9月24日 | 8万4000円 |
TVモニター×AVCステーションの組み合わせ「Woooセレクション」
今回の新Woooシリーズに搭載されたPicture Masterは、映像デバイスにあわせて最適な画素変換を高画質に行う同社独自のプロセッサー「DIPP」の高精度画像認識機能を応用して、微妙な色彩表現やくっきりとした奥行き感のある映像を表現するために開発されたデジタル映像処理技術。
従来からAVCステーション側に搭載されているDIPPに加えて、今回の新製品はモニター側にも新開発プロセッサー「DIPP+」を内蔵。モニター側に画像処理プロセッサーを搭載することで、画像情報の詳細な解析や、画像特質に応じた処理をリアルタイムに行うことができるという。
「ユーザーがフラットパネルTVに求めるものは、やはり“高画質”。今までの画像処理プロセッサーは、画像を解析せずに来た信号をそのまま処理していたが、Picture Masterは輝度を画素ごとにチェックし、さらに画像エッジ量やヒストグラムの解析もリアルタイムで行って最適な画像処理を実施。それがコントラスト向上とノイズ低減を両立させ、“奥行き感”の表現へとつながっていく」(同社)
さらにPicture Masterでは、従来1024ステップだった階調表現をフィールドごとに特定パターンを明滅させる「空間階調処理」によって各色12ビット相当となる686億色相当の豊かな階調表現を可能にした。
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