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新画像処理技術で「リアルな奥行き感」――日立、プラズマ/液晶「Wooo」(1/2 ページ)

» 2004年08月05日 16時15分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 日立製作所は8月5日、「Woooシリーズ」新製品としてプラズマTVモニター「P7000シリーズ」3モデル(42V/37V/32V型)と液晶TVモニター「L7000シリーズ」2モデル(32V/27V型)、TVと組み合わせて使うチューナーユニット「AVステーション」4モデルを9月1日から順次発売すると発表した。今年3月に発売済みの55V型プラズマTVモニター2機種と合わせて、TVモニター7モデル×AVステーション4モデルで計28機種のWoooシリーズラインアップとなる。

photo プラズマ/液晶テレビ「Wooo」新シリーズ

 TVモニターには全モデルに新デジタル画像処理技術「Picture Master(ピクチャーマスター)」を搭載したほか、プラズマTVには高輝度化を図った新開発「アドバンスドALIS」パネルを採用。AVCステーションには400Gバイトの大容量HDDを搭載したHDD+DVDハイブリッドレコーダータイプを新たにラインアップした。

TVモニター

方式 画面サイズ 型番 発売日 価格
プラズマ 55V型 W55-P5500S 既発売 112万3500円
プラズマ 55V型 W55-P5500U 既発売 112万3500円
プラズマ 42V型 W42-P7000 9月1日 67万2000円
プラズマ 37V型 W37-P7000 9月15日 54万6000円
プラズマ 32V型 W32-P7000 9月7日 42万円
液晶 32V型 W32-L7000 10月1日 44万1000円
液晶 27V型 W27-L7000 9月21日 31万5000円

AVCステーション

タイプ 型番 発売日 価格
400GB HDD+DVDレコーダー搭載、U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 AVC-HRD7000 10月1日 31万5000円
160GB HDD+DVDレコーダー搭載、U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 AVC-HR7000 9月1日 23万1000円
U/V、地上/BS/110度CSデジタル対応 AVC-H7000 9月7日 14万7000円
U/Vチューナー内蔵 AVC-7000 9月24日 8万4000円

TVモニター×AVCステーションの組み合わせ「Woooセレクション」

photo クリックで拡大

新・画像処理技術で「奥行き感」をリアルに表現

 今回の新Woooシリーズに搭載されたPicture Masterは、映像デバイスにあわせて最適な画素変換を高画質に行う同社独自のプロセッサー「DIPP」の高精度画像認識機能を応用して、微妙な色彩表現やくっきりとした奥行き感のある映像を表現するために開発されたデジタル映像処理技術。

 従来からAVCステーション側に搭載されているDIPPに加えて、今回の新製品はモニター側にも新開発プロセッサー「DIPP+」を内蔵。モニター側に画像処理プロセッサーを搭載することで、画像情報の詳細な解析や、画像特質に応じた処理をリアルタイムに行うことができるという。

photo 新開発プロセッサー「DIPP+」(中央上のチップ)が搭載されたTVモニター側の画像処理ボード

 「ユーザーがフラットパネルTVに求めるものは、やはり“高画質”。今までの画像処理プロセッサーは、画像を解析せずに来た信号をそのまま処理していたが、Picture Masterは輝度を画素ごとにチェックし、さらに画像エッジ量やヒストグラムの解析もリアルタイムで行って最適な画像処理を実施。それがコントラスト向上とノイズ低減を両立させ、“奥行き感”の表現へとつながっていく」(同社)

photo Picture Masterは高精度な画像認識技術を搭載

 さらにPicture Masterでは、従来1024ステップだった階調表現をフィールドごとに特定パターンを明滅させる「空間階調処理」によって各色12ビット相当となる686億色相当の豊かな階調表現を可能にした。

photo 中央がPicture Masterを搭載した新WoooシリーズのプラズマTV。左右両端は他社プラズマTV
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