サイズは両方ともDVカメラから比べると圧倒的にコンパクトなのだが、両機種同士で比べるとGZ-MC100の41(幅)×103(奥行き)×71(高さ)ミリ重さ315グラムに対して、GZ-MC200は74(幅)×56(奥行き)×94(高さ)ミリ重さ355グラムと、GZ-MC100の方がより小型・軽量になっている。
両手でしっかりホールディングして手ブレを防げるのがグリップタイプのメリットなのだが、液晶の使いにくさでそのメリットがスポイルされてしまっているのが残念。個人的にはグリップタイプのDVカメラを使っているので、回転液晶モニター方式のGZ-MC200もラインアップに加えてもらいたいのだが……。
(使い勝手は個人差があるので筆者の意見は参考程度にしていただきたい。だが実売予想価格では、機能面で劣ると筆者が思うGZ-MC200(14万円前後)の方が、GZ-MC100(13万円前後)より1万円高という点が解せない。同社にたずねたところ「独自機構のローティンググリップにコストがかかっている」とのこと。解せない……)
CCDは1/3.6インチ総画素数212万画素タイプを採用。動画記録時には有効123万画素、静止画記録時は有効200万画素を使う。光学10倍ズームレンズを搭載し、デジタルズームと併用して最大200倍のズームが行える。
13万〜14万円前後というEverioの価格は、DVカメラが5万円前後から購入できることを考えると一見高く思える。だが、200万画素以上の静止画が撮影できるメガピクセル機はどのメーカーも中・上級モデルに位置づけ、価格帯も10万円前後が中心だ。
Everioには4GバイトのMicroDriveが最初から同梱されており、現在、4Gバイト版MicroDrive(メーカー品)の市場価格が5万円前後であることを考えるとお買い得感はある。ただし、分解目的の購入が後を絶たないMuVo2(ピンと来ない読者は「分解 MuVo」でググるべし)が示すように、4Gバイト版MicroDriveのOEM価格はかなり安いと思われるが……。
いずれにしても、DVテープのようにMicroDriveを保存用としてバンバン購入するというわけにはいかない。撮影したらPCやDVDレコーダーで編集→保存という作業が“Everio生活”の基本となる。
MicroDriveをPCで読み込むと、SD_VIDEOというフォルダの中に動画がSD-Video Entertainment Profile形式(.modファイル)で記録されている。「.mpg」ファイルじゃないのが少々残念だが、同梱のソフトウェアパッケージ「CyberLink DVD Solution」でファイルの再生・編集・DVD作成は簡単に行えるほか、「.mpg」形式へのコンバートも可能。ファイルの読み込みはPCカードスロット経由だけでなく、USB2.0を使っての高速データ転送も行える。
付属PCソフトはマウスのクリックだけでDVDライティングまで行え、初心者でも簡単にDVD保存が行えるようになっている。もちろん、DVDレコーダーを使えばPCレスでの作業も可能だ。
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