松下電器産業の新しいHDD+DVDレコーダー「DMR-E220H」は、2つのチューナーと2つのMPEGエンコーダを搭載し、2番組の同時録画「どっちも録り」に対応した普及モデルだ。HDD容量は160Gバイトだが、上位モデルの「DMR-E330H」は250Gバイトを搭載する。なおHDD容量以外にDMR-E220HとDMR-E330Hに違いはない。
デザインは、DIGA 2004年秋モデル共通のものだ。ただし、大きめのトレイカバーに“レコーダー1/レコーダー2”の選択インジケータを装備し、どちらが動作しているかわかる。またドライブ選択とは別に、レコーダー選択ボタンも本体に装備している。慌てて裏番組を録画、という場合にもリモコンなしで対応できる。
基本スペックは、「どっちも録り」を除けば、2004年春モデルの「DMR-E85H」をベースにDVDドライブを高速化(DVD-R最大8倍速、DVD-RAM最大5倍速書き込み)し、静止画対応のPC/SDカードスロットを追加したような製品だ。前面のパネルデザインは変更されているが、厚みも79ミリと共通。DMR-E500Hに搭載されたゴーストリダクション機能は残念ながら未搭載だが、リモコンはジョグ/シャトル付きのDMR-E500Hとほぼ共通のタイプになった。
意外に感じる人もいるかもしれないが、「スポーツ延長対応」機能はDIGAシリーズ初搭載。秋モデルでも、最上位モデルの「DMR-E500H」と普及モデルの「DME-E87H」には搭載していない。
ロジックとしてはベーシックで、録画予約時にEPGから情報を読み取り、19〜21時の間に放送延長の可能性がある番組を見つけると、同じチャンネルの翌朝5時までの予約録画の終了時間を延長する。延長する時間は、基本的にEPGから読み取るが、それができなかった場合には、事前に設定した時間(30/60分)の延長になる。
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