米MicrosoftはXbox用ゲーム「HALO 2」のフランス語の海賊版が、10月13日夜からPALフォーマットでニュースグループや海賊版サイトに出回っていることを認めた。ゲームディスクをプレスする欧州の製造工場から流出したと言われており、Microsoftは海賊版をインターネットに掲載した人物に厳しい措置を取ると脅しをかけている。
「当社は、このコードをダウンロードしたり、他者がダウンロードできる場所に置いたりする行為は窃盗であると考えている。現在は、当局と協力してこの流出版の出所を調べているところだ。当社は自社の知的財産の完全性を非常に深刻にとらえており、この違法行為の原因を厳しく追及する」と同社は声明文で述べている。
Xboxの人気ゲームシリーズであるHALO 2のネット流出は、Microsoftにとって重大な懸念だ。同社は11月9日に同製品が発売されたら、かなりの売上が見込めると予測している。同社は今回の流出を受けて、発売日を延期するつもりはない。
今回の事件は、1年前にハッカーが「Half-Life 2」のソースコードを盗んでネットに流した事件と似ている。
だが、流出版のHALO 2は改造したXboxでしかプレイできず、ダウンロードファイルは3Gバイトもあるため、Half-Life 2の事件よりも影響は少ないだろう。Microsoftは流出版の出所について情報がある人は、同社の海賊対策部門(piracy@microsoft.com)に連絡するよう呼びかけている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR