WPC EXPO 2004はアジア最大級のデジタル総合展示会というだけあって、アジア諸国からの出展も多く見られる。お隣の国、韓国からもかなりの企業がブースを出展しており、会場内には「KOREAパビリオン」も設けられている。韓流に乗ってやってきた、MP3プレーヤーを紹介。
SiGNは韓国の「AVC Technology Korea Limited」が製造する、オーディオプレーヤーのブランド名。国内ではリオ・ジャパンが販売を手がけ、製品を年内に発売する予定。
発売される「SiGN Si-300」「SiNG Si-200C」はいずれもシリコンストレージを使用したポータブルプレーヤー。前者はボイスレコーディング、録音可能なFMチューナー、ダイレクトレコーディングなどの機能を備えた多機能タイプ、後者はデザイン製を重視したシンプルな再生専用タイプ。
双方ともメモリは256Mバイトを備え、MP3/WAM/WAVの再生が可能。WMAはWindows DRMにも対応する。ディスプレイは有機ELディスプレイで、金属的な質感を強調した本体となかなかのマッチを見せる。なかでも、Si-200Cは「SWAROVSKI」(スワロフスキー)のクリスタルを裏面にワンポイントとしてあしらっており、アクセサリーのような外観に仕上がっている。
JungsoftはKoreaパビリオンに出展していたうちの1社。ポータブルプレーヤーは「MUZIO」シリーズとしてシリコンストレージを利用したものを多く展開している。
同社がWPCに持ち込んだ新製品は、1インチのHDDを搭載した「MUZIO-JMH1000」。128×128ドット表示のカラー液晶を搭載する。
まだ発売前ということで詳細を聞くことはできなかったが、右側面には再生/停止やモード変更らしきボタンと並んで赤いボタンも用意されており、録音機能も備えるようだ。
もうひとつ、「MUZIO-JM450」はシリコンストレージタイプのポータブルプレーヤー。MP3やWMAといったオーディオファイル再生のほか、6万5000色表示のカラー液晶を備えており、JPEGやGIF、BMPとった静止画の表示にも対応する。
韓国メーカーではないが、アール・ダブリュー・シーも間もなく発売する新製品を展示していた。
新製品「Arex THUMBSTICK Neo」は、128Mバイト版の実売想定価格が1万円を切ることが予想されている低価格なポータブルプレーヤー。容量は128/256/512Mバイトの3種類が用意され、カラーもブラック、シルバー、レッド、ブルーの4種類が用意される(512Mバイト版はブラックのみ)。
USBコネクタを備える一般的なスティックタイプの製品で、MP3(ID3タグ対応)とWAM(Windows DRM対応)の再生が可能。そのほか、ボイスレコーディングやFMラジオなどの機能も備える。
「THUMB」(親指)という通り、本体側面にメニュー呼び出し/再生・停止・送り・戻しといった操作を行えるスイッチを備え、手のひらに握った状態ならば、親指だけで基本的な操作が可能になっている。
添付ソフトを利用すれば、液晶画面に再生中の曲の歌詞を表示させることも可能になるほか、重低音を強調するイコライザー「TS-bass」も備える。
発売は10月下旬が予定されており、価格はオープン。実売想定価格は128Mバイトメモリ搭載製品が9800円、256Mバイト版が1万3800円、512バイト版が1万9800円の見込み。
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