各画調モードの絵作りの差を撮影した。オプトブラックはナチュラルブラックモードに設定している。
ノーマルモード(色温度設定7500度)の白表示をホワイトバランスの基準としてマニュアルで設定。露出もノーマルモードのアイリス開度“中”で合わせ、相対的な色と明るさがわかるようにしている。このため、色温度を6500度にしたものは赤く(9800度は青く)映り、明るさの違いにより露出もアンダー/オーバーになっている。
シネマはシャドウにが強調され中間調を持ち上げているため、映像ソースのタイプを選ぶ。車の写真ではフロントバンパーから影にかけてのトーンが急激に変化しすぎ、やや破綻気味。ハイライト近くもやや明るすぎ、トーンカーブがS字を描くようなイメージどのモードでも、各階調における肌色の調子に破綻したところはなく、元々の光学回路(偏光板の最適化など)の素性が良いことが読み取れる。
色バランスを整えていないダイナミックモードの癖がやや強く出ており、緑かぶりや芝生の緑がやや色純度を下げているところなどが見て取れる。しかし、さほど極端なシフトでもなく、明るさ優先のモードとしては優秀な描写だ
シネマはここでも、やや高い色温度と強調されたコントラストで、ハッキリ、クッキリした絵作りとなった。オプトブラックをディープにすると、ハイライト側の飛び傾向は緩和されるが、今度はシャドウ部の階調が視認しづらくなるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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