米地域電話大手のSBC CommunicationsとBellSouthは11月4日、共同でYellowPages.comを買収し、オンライン電話帳サービスを展開していく計画を発表した。
旧ベル系の両社は、合弁会社を設立し、YellowPages.comを買収する。認知度の高いYellowPages.comブランドを使って、ネット上のイエローページおよび地域検索のサービスで市場首位の座を目指すとしている。
両社によると、地域事業者などを探す場合に最もよく利用されるのはいまだに印刷物のイエローページ(職業別電話帳)だが、そうした検索をネットで行う人が増えている。またこうした傾向から、印刷物への広告出稿と同時に、ネット広告も出稿するという広告主が増えている。YellowPages.comの買収と合弁会社の設立によって、両社はネットを使った全米イエローページ、および地域検索のサービスで市場をリードしたい考え。
新体制の下、YellowPages.comは月々5000万件以上の検索に対応することになるという。
合弁会社の社長兼CEOには、BellSouthのオンラインイエローページ事業担当幹部、チャールズ・スタッブス氏が就任する。SBCとBellSouthの既存の電話帳出版部門は、合弁会社の設立後もそれぞれの地域で営業を続けるが、合弁会社は米国全土の広告主に対する営業活動を行うとしている。
SBC傘下のSMARTpages.comとBellSouth傘下のRealPages.comは、2005年初頭から、共同運営のYellowPages.comでの広告表示を開始する。
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