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富士通ゼネラル、1080pフルHD対応液晶プロジェクター

» 2004年11月11日 18時50分 公開
[ITmedia]

 富士通ゼネラルは11月11日、ホームシアター向け「フルハイビジョン液晶プロジェクター」を発表した。プロジェクター部の「LPF-D711」と、マルチセレクター部の「LPF-QSD1」のセットで構成。11月下旬から発売する。価格は241万5000円。

photo フルハイビジョン液晶プロジェクター。プロジェクター部「LPF-D711」(上)、マルチセレクター部「LPF-QSD1」(下)
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 先月開催された「FPD International 2004」のセイコーエプソンブースで参考出展された製品。表示デバイスにエプソンのフルHD(1920×1080ピクセル)対応1.3型高温ポリシリコン液晶パネルを3枚使用し、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン表示が可能。液晶ドライブ回路でRGB各12ビット処理を行うことで687億色の色再現性を実現している。コントラスト比は3300対1。

 同社独自のフルデジタル・ビデオプロセッサ−AVM(Advanced Video Movement)を進化させた「AVM-II」を採用。AVM-IIはデジタルノイズの発生を抑制する「デジタルノイズリダクション」、最大1000京(1019)色まで階調表現力を高めた「低輝度多階調化処理」、画素ごとに色味を認識して補正する「ナチュラルカラーチューニング」、文字や風景などを識別し、それぞれ最適化する「Image Adaptive Processing」といった機能を備え、様々な映像ソースに対してリアリティ溢れる自然な映像を実現できるという。

 本体のデザインはインテリアデザイナーの内田繁氏を起用し、斬新かつインテリアとの融合を目指した近代的デザインに仕上がっている。

 サイズはプロジェクター部が498(幅)×160(高さ)×426(奥行き)ミリで重さは12キロ、マルチセレクター部が430(幅)×350(奥行き)×95(高さ)ミリで重さは5キロ。入力端子はHDMI端子やDVI-D端子をそれぞれ1基備えるほか、コンポジット×4、S映像×4、コンポーネント×5、アナログRGB(D-Sub)×2、RS-232C×1と豊富なインタフェースを装備。

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