順位 | 前回 | メーカー名 | 型番 | 発売年月日 | 標準価格 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | APPLE | IPOD MINI | 2004/7/24 | 26800 |
2 | 2 | RIO JAPAN | RIO SU10 128 | 2004/7/24 | オープン |
3 | 3 | APPLE | M9282J/A | 2004/7/21 | 31800 |
4 | 5 | IRIVER | IFP-890 | 2004/5/1 | オープン |
5 | 8 | ソニー | NW-HD2 | 2004/10/10 | オープン |
6 | 6 | RIO JAPAN | RIO SU10 256MB | 2004/10/1 | オープン |
7 | 4 | アーガスジャパン | PIPO-256 | 2004/10/1 | オープン |
8 | 10 | シーグランド | XB400-256MB | 2004/1/31 | オープン |
9 | 7 | APPLE | M9268J/A | 2004/7/21 | 42800 |
10 | 12 | 東芝 | MEG050 | 2004/7/1 | オープン |
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています
先週、4位にラインクインしたアーガスジャパンのPIPO-256は7位に後退。東芝のgigabeat G5(MEG050)が再びランキングに登場したものの、iPod Mini、Rio Su10、iPod 20Gバイトモデル(M9282J/A)の上位3機種は先週と変わらず。冬のボーナス商戦に向けたモデルが登場する“寸前”のランキングということもあり、全体的に動きの少ないランキングとなった。
このポータブルプレーヤーと切っても切れない関係にあるのが音楽配信サービスだが、先週はちょっとした話題が飛び込んできた。
これまでソニー製AV機器のみに付属していたジュークボックスソフト「SonicStage」が、レーベルゲートが運営する音楽配信サービス「Mora」を通じて無償配布されることになったのだ。このストア機能を搭載した「SonicStage 2.3 for Mora」には、加えて、それまで搭載されていなかった音楽CD(CD-DA)作成機能も付加されている。
この「CD作成機能」は、Moraで購入した楽曲を1曲あたり10回までCD-DAとして保存できる機能。これまで国内でサービスを提供していた音楽配信サービスの大半では、購入した楽曲を購入したPCで聞いたり、(WMAで提供されていれば)Windows DRMなどに対応したポータブルプレーヤーに転送したりすることはできたが、音楽CDにして、家のコンポやカーステレオ、ポータブルCDプレーヤーで楽しむことはできなかった。
同じ楽曲を買うにしても、CDならさまざまな楽しみ方ができるのに、音楽配信サービスになるとこうした制約があった。これでは、ユーザーが音楽配信サービスに“窮屈さ”を感じてしまっても無理はない。この「CDより不便」とユーザーに思わせてしまったところに、日本の音楽配信サービスがなかなか普及しなかった原因のひとつがあると言って間違いないだろう。
それを考えると、オンラインで購入した音楽を(店頭で購入するのと同じ)汎用性の高いCD-DAにすることができる今回の機能追加は大きな意味を持つ。
そんなCD-DA化もMoraで提供される楽曲すべてで可能なのではなく、「適用するかはレーベル次第」(Mora)で、現在のところ、東芝EMIの楽曲しかCD-DAにすることができない(東芝EMIの楽曲については、同じくレーベルゲートの運営するMusic Dropから購入してもCD-DA化が可能になっている)。
音楽配信サービスから購入した楽曲の利便性が、最低でもCDと同等になって初めて、ユーザーは「楽曲をCDで買うか、配信サービスで買うか」を真剣に考えるようになるだろう。音楽配信サービスの普及のためにも、多くのレーベルが配信楽曲のCD-DA化を認めることを期待したい。
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