米Apple ComputerのiPodの成功が新規Macユーザー獲得につながっていると、ウォール街のアナリストが報告した。Needham & Co.のチャールズ・ウルフ氏は顧客に配った27ページの報告書で、Windowsユーザーが手にするiPodは2008年までに1億台に達するかもしれないと予想。そのごく一部でもMacを購入すれば、Macの販売は急増する可能性があると指摘している。
Macworld UKが入手したこの報告書では、iPodとiTunes Music Storeはいずれも競争激化で市場シェアは減るだろうが、デジタル音楽プレーヤーとデジタル音楽の市場はこの間に急成長すると予想。ユーザーに好まれる音楽ダウンロード方法としてiPodとiTunesに強力な軍配を上げ、AppleがiPodとiTunesの開発をやめない限り、Windows Media Audioがデジタル音楽市場を独占すると予想すべき「説得力のある経済的理由は何ら見当たらない」と述べている。
11月22日にはPiper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏が、Apple株の目標価格を1株100ドルに引き上げた。これは、「PCを使っているiPod所有者のうち13%が、Macを購入済みあるいは購入を計画している」との報告を受けたもの。Apple株は午前中の取引で急騰し、その日は10%以上げて引けた。
24日半ば現在、Apple株は63.13ドルで取引され、出来高は3.04%伸びて1099万株となっている。
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