ネットレイティングスは11月25日、2004年10月度のインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。新潟県中越地震や台風22号、台風23号に伴う防災関連情報を提供したる気象庁と国土交通省・防災情報提供センターのWebサイト利用者数が急増し、過去最高になったことがわかった。
10月における気象庁サイト訪問者は、全374万人のうち、約80%にあたる298万人が台風情報を閲覧している。
また、新潟県庁のホームページは、通常の月間利用者数は10万人台だが、地震直後からライフライン情報や救援ボランティア情報、災害義援金情報などをまとめて閲覧できる特別ページが開設されたことにより、都道府県自治体サイトへの訪問者数としては東京都、大阪府、神奈川県に次いで4番目に多い約48万人が訪問した。
同社の萩原雅之社長兼チーフアナリストによると、気象庁や防災情報提供センターへのアクセスは、ニュースサイトの記事に掲載されたリンクによるものが多くなっており、気象庁サイト訪問者のうち68%の人はヤフートピックスのリンク経由で訪問していたという。
萩原社長は「オンラインのニュース記事で最新情報をつかみ、必要な場合には気象庁のようなオリジナルの情報源で詳細を確認する、というネット利用行動が定着している」と分析している。
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