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陶芸もマイクロ波で――PC接続できる陶芸窯

» 2004年11月29日 15時06分 公開
[ITmedia]

 松下電子応用機器は、マイクロ波を使って窯内を高速昇温できる陶芸窯「マイクロ波陶芸窯」を12月1日に発売する。オプションでPC接続に対応し、焼成温度や時間などをPC上に記録できる。157万5000円(税込み)。

サイズは800(幅)×865(高さ)×800(奥行き)ミリで、重さは約150キロ

 マイクロ波により炉内の壁「等温障壁」を加熱。従来の電気窯では約12時間かかっていた焼成昇温を、約3時間に短縮した。輻射熱と作品の内部加熱の相乗効果により、高速焼き上げが可能。等温障壁が同じ温度で作品を温めるため、電気窯よりむらなく焼き上げられるという。

 焼成窯として業界で初めて、乾燥機能を搭載した。自然乾燥なら10日かかる生土の乾燥が、約6時間で可能だ。

 PC接続用の「温度記録キット」をオプションで選べる。専用ケーブルでPCのシリアル(RS-232C)端子と接続すれば、焼成モードや温度、時間、エラー発生状況などをPCで表示・保存が可能だ。

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