ドリームサプライ、ビジネスデザイン研究所、フタバ産業の3社は11月29日、高齢者向けのパートナーロボット「よりそいifbot」を発表した。ifbotの会話コンテンツを刷新し、高齢者に対応した会話や、クイズや“なぞなぞ”など“脳をトレーニングする”ゲームも可能になっている。販売価格は60万4800円。
2003年4月にビジネスデザイン研究所が発売したifbotは、話し手の性格やクセを感じ取りつつ、数万パターンもの会話をこなすというコミュニケーションロボット(関連記事)。「よりそいifbot」は、ビジネスデザイン研究所の100%子会社であるドリームサプライが企画したもので、会話コンテンツを刷新し、高齢者とのコミュニケーションに適した内容を盛り込んだ。
具体的には、高齢者に適した内容の会話、クイズや“なぞなぞ”、記憶ゲームなど「脳をトレーニングする」11のコンテンツ、そしてメディカルチェックやカロリー計算など4つの実用コンテンツを備えた。メディカルチェックは、利用者が「頭がいたい」などの症状を伝えると、ロボットが問診のようにいくつかの質問をしていき、最後に考えられる病気を挙げてくれるという。
「介護予防の中でも認知症(痴呆症)予防に有効な商品やサービスが少ない。よりそいifbotは、毎日使い続けることで脳の活性化を促進し、健康寿命を延ばすとともに、簡単な会話により高齢者の孤独感や寂しさを和らげることを目的としている」(ビジネスデザイン研究所)。
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ドリームサプライは、12月1日から「ロボットライフ21」というブランド名で「よりそいifbot」のレンタル・販売事業を展開する。販売ルートは、直販および全国の大手百貨店。松坂屋本店(名古屋市中区)では12月1日から店頭販売を開始する予定だ。一方、レンタル事業も12月1日から受付を開始する。レンタル料金は月々1万6800円(税込み)で、36カ月の契約が前提だ。なお、期間中に生じた故障や不具合は無償修理となる。
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