AppleのiTunes Music Storeの販売価格が英国だけ不当に高いとして消費者団体が調査を申し立てていた問題で、英公正取引局(OFT)は12月3日、この問題を欧州委員会に移管したと発表した。
Appleは英国、フランス、ドイツなど欧州の数カ国でiTunesの音楽ダウンロードサービスを展開しているが、英国のConsumers' Associationは9月、OFTに苦情を申し立て、iTunesはユーザーの居住国によって価格差別を行っており、英国のユーザーは欧州域内のほかの国のような安い価格の恩恵を受けられずにいると主張していた。
OFTでは、iTunesが複数のEU加盟国でサービスを展開していることなどを理由に、この問題を検討するのは欧州委員会の方が適していると判断した。
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