ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)と米NVIDIAは12月7日、SCEIの次世代ゲーム機向けGPUを共同開発中だと明らかにした。
「GeForce」シリーズを開発してきたNVIDIAのグラフィックス技術と、SCEIが持つゲーム向けグラフィックス技術を融合し、カスタム版GPUを共同開発する。概要を公表したCellプロセッサと組み合わせ、強力なグラフィックス表現が可能になるという。
新GPUは、ソニーグループの半導体生産拠点「Fab2」(長崎県)と、ソニーと東芝が共同運営する半導体生産拠点「大分ティーエスセミコンダクタ」(OTSS、大分県)で生産する。
新GPUは、ゲーム機のほか、ブロードバンドアプリケーションなどさまざまな用途に使われる予定。ソニーグループの家電製品への応用も視野に入れるという。
SCEIの久夛良木健CEOは「両社の協業は、半導体開発に加え、コンテンツ開発を効率化するソフト開発ツールやミドルウェアツールなどを含む」とコメント。NVIDIAのジェンセン・フアン社長によると、両社は2年前から次世代機に関する協業を進めてきたという。
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