ソニーとサムスン電子は12月14日、半導体技術などさまざまな特許の相互利用を認めるクロスライセンス契約を結んだと発表した。デジタル機器開発の効率化につなげる。ただし、TFT液晶や有機EL関連特許など、製品の差別化要素となる技術特許やデザイン特許は対象外。
対象となるのは、半導体技術や業界標準技術など、製品開発のベースとなる特許。ソニーの米国特許約1万3000や、サムスンの米国特許1万5000などが含まれる。契約期間は2008年末までで、その後の更新も可能。
製品の差別化要素となる独自技術については対象外とし、お互いに競争力を保つ。対象外となるのは、それぞれが持つ液晶や有機EL関連特許、高画質化技術特許のほか、ソニーのプレイステーション関連特許、サムスンのデジタル機器関連のWebサーバ管理技術特許など。
両社は、4月にTFT液晶パネル製造合弁会社を設立するなど、関係を深めている(関連記事参照)。
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