世界各国に駐留する米空軍兵と友人や家族とのコミュニケーションに使ってもらおうと、米空軍が専用のインスタントメッセージング(IM)プログラムを立ち上げた。兵士の身を案じる家族からも歓迎されているという。
空軍サイトに掲載された記事によれば、このプログラム「Friends and Family Instant Messenger」は2カ月にわたるテスト期間を経て正式導入され、空軍のポータルサイト経由で利用できる。空軍では2年以上前からIMを導入していたが、チャットできるのはこれまで空軍兵および職員同士に限られていた。
兵士がIMでチャットしたい相手の電子メールアドレスを登録すると、相手先に招待メールが届いてアカウントを開設できる仕組み。ただし登録できるのは今のところ5人までに限定。セキュリティ確保のため画像やサウンド、添付ファイルなどは利用できず、テキストも暗号化される。兵士がチャットするときはスクリーンネームのほかに階級も表示されるという。
このIMソフトは、「商用に設計されたリアルタイムのチャットプログラム」を空軍のニーズに合わせてカスタマイズしたもので、陸軍、海軍、国土安全保障省でも同じソフトが使われているという。ユーザーのコンピュータにダウンロードする必要はなく、完全にWebベースで機能する。
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