日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は1月5日、「2005 International Consumer Electronics Show」(CES)のプレイベント「CES Unveiled」会場で、家電向け小型HDDの新製品2製品を公開した。世界最薄・最軽量の1.8インチHDD「Slim」と、小型化したマイクロドライブ「Mikey」で、今年後半から出荷する計画。
「Slim」はニックネームで、同社「Travelstar」シリーズの1.8インチ新製品。厚さ5ミリと従来比3割薄いのが特徴だ。高さは71ミリ、幅は54ミリ、重さは49グラム。1プラッタとなり、容量は30−40Gバイト。厚さ8ミリとなる2枚プラッタ(60−80Gバイト)製品もラインアップする。1枚プラッタ製品は今年後半から出荷する予定。
「Mikey」もマイクロドライブ新製品のニックネーム。プラッタサイズは1インチで従来製品と同じだが、サイズは40(幅)×30(高さ)×5(厚さ)ミリ、重さは14グラムで、従来製品(42.8×36.4×5.0ミリ)よりも20%小型化。容量は8−10Gバイトとなる予定。
CFスロットより小さくなるが、基本的には携帯機器への組み込み利用を想定。消費電力は従来比40%削減したほか、耐衝撃性も高めた。
両製品とも、同社が米Intelなどと共同で策定中のインタフェース規格「CE-ATA」をサポートする予定。顧客の要望に応じて、他インタフェースにも対応するとしている。
また3.5インチHDDとしては世界最大容量となる500Gバイト製品「Deskstar 7K500」(Serial ATA)とSerial ATA IIに対応した250Gバイト製品「Deskstar T7K250」も発表した。
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