音楽サービスの米Napsterに対してダウンロード事業の差し止めを求める仮処分申請が1月12日提出された。申し立てを行ったのは、デジタルオーディオ/ビデオ電子販売の特許を保有していると主張するSightSound Technologies。米ペンシルベニア地区西部連邦地裁で3月3日、仮差止請求に関する弁論が予定されている。
SightSoundの発表によれば、Napsterと同社はオーディオライセンス契約に関する交渉を進めていたが、契約成立直前になって、Napster側がビデオライセンスも無料で含めるよう要求してきたという。この問題がこじれてSightSoundは昨年10月、Napsterを特許侵害で提訴した。
SightSoundによると、Napsterは現在、米特許商標庁に対してSightSoundの特許見直しを求めているという。
同社の創業者アーサー・ヘアー氏は1988年、デジタルオーディオ/ビデオの電子販売システムを発明し、1993年に特許を取得したという。昨年2月にはN2KおよびCDnowを特許侵害で訴えていた6年越しの訴訟が和解、この裁判で同社の特許3件が有効かつ執行可能と認定されたと主張している。
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