2005年のデジタル広告業界はビデオ広告が拡大する一方で、ポップアップ広告は衰退へ向かう――。aQuantiveの一部門であるAvenue A | Razorfishが1月20日発表したネット広告業界に関する展望報告書でこう予想した。
デジタルメディアが急速に進歩する中、広告主にとっての選択肢は一見無限に見えるほど拡大しており、2005年はオンラインビデオやゲームなどの力強い成長が見込めると報告書は解説。2004年はコンシューマーが真の意味でWeb上のビデオを受け入れるようになった年であり、2005年は広告主もこれに続くと予想している。
一方、ポップアップ広告やアドウェアも引き続き選択肢として存在するが、この種の広告には疑問が多いと指摘。2003年にポップアップネットワークに注がれていた資金は、もっと効率的でターゲットを絞ったネットワークに流れているという。
「デジタル広告業界では2004年を通じて速いペースで進歩が続き、広告主にとっては複雑化と細分化が進んでいる」と、Avenue A | Razorfishのメディア担当副社長、ジェフ・ランクトット氏はコメントしている。
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